飛び込み営業で絵は売れるのか?

アートで収入を

「ポスティングで絵は売れるのか?」の続きです。

ポスティングしていたら、調子に乗って飛び込み営業をやってみました。

そこに至るまでは気持ちがどんどん変化してきました。

そのことについて説明いたします。集客についての重要なことが含まれています。
ぜひ最後までお付き合いください。

ポスティングしてわかったこと。

ポスティングしながら調べたり本職のホスティングマンと出会って教えてもらったりで
いろいろなことがわかりました。

ポスティングとはビラ配りのひとつです。
ここでは広い意味でビラ配りとしておきます。

ビラ配りの方法もいろいろあります。
自分で歩きまわってポストに投函する。
業者に頼んで投函してもらう。
郵送する。
新聞に折込広告を頼む。
駅など一定の場所で人に手渡す(許可が必要です)
お店などにチラシを置いてもらう。
直接一軒一軒まわって手渡す。・・・などがあります。

ちらしの効果は直接に接触するほど高いと言われています。

新聞折込 < ポスティング < 駅でビラ配り < 直接訪問・・・後に行くほど効果が高いです。

また、回数を重ねるほど問い合わせの確率が高くなります。
しつこいほど繰り返すCMとか、定期的にビザやマックのチラシがポストに入っているのも
そのためです。繰り返して覚えてもらう。

さて、アートの営業はそんな事ができるのか?

こんな効率の悪いことは誰もやらないと思いましたが、思うところがあってやってみました。

下調べにコンサルの話も聞いた結果、新しいマーケットを作るには大金が必要で
大手企業のすることだということです。

例えば、整骨院や鍼灸医院などのチラシは見れば一瞬でわかります。
ましてピザのデリバリーはこのチラシは何%OFFなのか?
2枚頼むと一枚無料かな?という見方をします。

これはもう誰でもわかっている、すなわちマーケットができているということです。

私たちのアート系のことを売り込むチラシは、何のことかよくわからないです。
その場合はほとどがゴミ箱行きです。
読書と違って集中してチラシは見ません。めんどくさいとゴミ箱行きです。

そこで、配る側も考えます、ティッシュにチラシを入れて配ったり、マグネットつきのチラシであったりします。

話がそれましたが、普通のチラシを作っていざ出撃です。

実際にやってみると、、、。

私のような新業種のチラシはなるべく人と接触して反応を見たりして、データを集めたいということから、直接訪問販売をしてみました。

始めは立派なパンフレットを作って「あなたのお家描きます!」戸建ての新築を狙って。
戸建てに訪問販売は怪しすぎるので、ポスティングを主体にしました。

それでも、庭に人がいたら声をかけたりはします。
暇な老人は話してくれます。
ガッツリの営業マンだと警戒されるので、あまり売り込みはしません。

新築のほうが可能性があると思うので新築を探して歩いて散歩です。
でも戸建て新築は少ないです。

配っていると、何か感じ取るものがあります。

さて、自分の家を絵に描いて飾りたいのだろうか?
新築祝いなら、ありだろうか?
近所のひと通り、戸建てに配ったら様子を見ることとしました。

ここから、私の訪問販売もどんどん変化していきます。

お店に営業販売してみる。

やはり絵とか装飾にお金をかけるなら企業だろうと思って
新しいパンフを作って花の絵を売り込みをしました。

絵を額装して持ち歩き、飛び込み営業して見ていただきました。

歯医者、クリニック、美容室、ブティック、雑貨屋など。
チェーン店はだめですね。店長でも思う通りには行きません。
本社の許可が降りないと何もできないです。

歩きまわると、なんと歯医者さんの多いことか、知ってましたか?
コンビニより多いのだそうです。
やはりそんなに多いと患者の取り合いで景気悪そうで、
入った瞬間わかります、景気の悪い歯医者さん。

絵を買うなんてもってのほかという感じでした(泣)
歯医者さんはよく見極めたほうが良いです。

比較的個人営業は感じ良く話してくれます。
美容師さんとか元気づけられました、うれしかったです。

でも、そうそう売れるものではありません。

充実感はあるが、思っていたのと違っていた。

半年くらいであることに気づいて、きっぱりやめてしまいました。
続ければなんとかなる、手応えがある方法もあったのですが、、。
気持ちがなくなってしまったのが原因です。

それは

そもそも、イラストレーターで生活していましたがアーティストになりたくて
試行錯誤していました。

それでチラシを配って、自らお客様をつかんでの商売は100%自分の裁量で行う素晴らしいことだと思いますが、、、。

注文をいただいて作品を作るという、今のイラストレータの仕事と何ら変わらないことに気がついてしまいました。

そして意欲がなくなりました。仕事自体は素晴らしいことだと思いますが、、、。

私の考えるアーティスト像とは違っていました。

まとめ・・・やってみると良いことばかりだった!

やめてしまうと時間の無駄だったのかと途方に暮れてましたが、

いやそんなことはない、ある程度のスキルが身についたような気がします。

自分の作品のコンセプトを考えて、売り方を考えて、宣伝のコピーライティングを考えて、
人との接点が生まれて話術も必要です。

起業の要素が一通り含まれています。

考えてみると、ネットで集客するも同じようなことです。

直接訪問するか、折り込み広告するかは Facebookかインスタか各種広告、ブログでの宣伝または有料広告のようですし。
文章はコピーライティングなど似たようなことも多いです。

大きな違いを言うと、リアルな営業は対面するので当然相手の顔が見えるのでどんどん修正して変化できるが、ネットは仮想の相手に行うので向き不向きがあるかもしれません。

そして、自分の足で歩くのとネットでの効率は雲泥の差があります。

効率が悪そうですが地域密着型サービスという点ではネットよりも良いかもしれません。

効率云々いうよりも、たぶん成功する人は何をやっても成功すると思います。

なにかピンときたアーティストのかた、どうぞ試してみてください、自己責任で。

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