デッサンて必要?

画力アップ

画家になるためにデッサンは必要でしょうか?
私の独断と偏見で、思い切っていいますが、、、。「目的による」と思います。

デッサンはなぜ描くかというと良い絵を描くための基礎になるから、でしょうか?
形を正確にとらえるため、空間を把握するため、それには基礎となるデッサンが必要というかたが多いと思います。
ここでいうデッサンとは、目で捉えた空間の情報を脳で認識して手で表現する。人間は2つの目で見ていてカメラの一つのレンズとも違いますし、さらにはその時の気分でも違って見えます。人によって微妙に捉え方が違うものですが、 なるべく正確に表現するための練習のようなものといったところでしょうか。

そもそも絵はどうして描くのでしょう?
自分だけの世界観を表現したい、表現して思いを伝えたい、のではないでしょうか。

ここで質問です。
今年一年で絵を描ける時間が100時間だけ許されたとしましょう。
まあまあの初心者のあなたはどんな時間の割り振りで絵を描きますか?
デッサンか、自分の作品のための時間か、またはその他の時間か?
例えば、将来のためにデッサンに100時間すべて使う。
半分の50時間はデッサンに使って 後は自分の作品作りに費やすなど、
いろいろな考え方があると思います。

さて、どうでしょう?
私が考えるのは、デッサンの基礎を全く無視して、好き勝手に対象物を描くとを50時間、あとは自分の作品作りに50時間といったところでしょうか。
私が好き勝手に描くということを考えたのは、自分の中の癖とか、はたから見ると下手さとかをどんどん出してほしいのです。もしきれいに描こうとか本物そっくりに描こうとか思わない強い心を
持って描き続けてで自分の中の何かが発見できれば大成功です。
もし何も発見できなけれは翌年にデッサンの時間を1割ぐらい入れてみます。


今まで何人の人がデッサンをマスターして有名画家になったのでしょうか?
幼い時からデッサンが完璧で写実的に描けた画家にピカソがいます、ダビンチもそうです。
基礎がしっかりしているから描き方が進化しても素晴らしい。

そんな超エリートコースをめざしますか?

それよりもモディリアーニとかシャガールとか
感性を前面に出たような絵を目指すのも、よろしいかと。
バスキアとかキースはデッサンがうまいと思いますか?
何を描きたいかが、アーティストににとって重要なことのように思います。
へたうまのイラストも描き続ければ売れる絵になると思います。

そこには「本物そっくりに描こう」より「自分なりに描こう」という心の持ち方があります。
強いメンタルで、描き続けることが重要です。

違った方向で、自分は写真を超えるリアリズムを描きたい、画面に封じ込めたいという自分の思いがあるときは、デッサンの時間は大切になるかと思います。

自分のめざすものににデッサンが必要かということをよく考えて、良いアーティスト人生を歩んでください。

くれぐれも、たぶん上手くなるはずだからとか学校とか教室で描かされたとかで、自分のアートの進む方向を逃がさないようにしてください。

あなたの個性あふれる絵にはデッサンが必要ですか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました